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こどもみらい住宅支援事業、申請期限を5カ月延長

4月26日に「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」が決定したことを受け、国土交通省は28日、こどもみらい住宅支援事業の契約・交付申請期限を今年10月31日から、2023年3月31日まで延長することを決定した。

同事業は2021年度補正予算で創設された制度で、子育て世帯や若者夫婦世帯による新築住宅の取得や、省エネリフォームの実施に対し補助を行う。今回、2022年度の予備費等でさらに600億円を措置。原油高・物価高騰としても、同事業を引き続き実施していくとした。

完了報告期限も、契約・交付申請期限の延長に合わせ5カ月間延長する。ただし、住宅・建築物のカーボンニュートラル化を促進するための措置として、省エネ基準適合住宅(断熱等性能等級4・一次エネルギー消費量等級4)に限っては契約期限を前倒しし、今年6月30日までとする。

出典:新建ハウジング

「値上げラッシュ」が工務店を直撃 建材・設備33社リスト

値上げの春」が到来している。昨年から建材・設備機器を中心とする製品価格の高止まりが続き、一部では現時点でも、供給制約が継続している模様だ。供給不足の資材代替品として需要が高まり、供給が鈍るケースも出ている。

本紙が直近2年以内に戸建て住宅を取得した生活者600人を対象にしたアンケートでは、資材ショック(木材・建材・設備機器の価格上昇、納期遅延)の影響を受けたのは、600人中114人で、全体の19.0%を占めたことがわかった

原材料費や物流費、部品調達コストの上昇が止まらず、各社はこれまで生産性の向上やコストダウンなどの企業努力で価格を維持してきたが、費用の上昇分の吸収が困難となり、値上げに踏み切っている。こうした状況を受けて、新建ハウジングDIGITALは4月4日時点の主要建材・設備メーカー33社の価格改定をまとめた。詳細は以下の通り。

※文末で値上げリストをダウンロードできます。

ダウンロード(PDF)はこちら

出典:新建ハウジング

立川ブラインド、断熱性高めるハニカムスクリーンなど発売

立川ブラインド工業(東京都港区)は、プリーツスクリーン「ペルレ ダブル」「ホームタコス ペルレ ダブル」、ハニカムスクリーン「ブレア ぺア」を5月2日に発売する。

プリーツスクリーンの「ペルレ ダブル」は、25㎜幅にプリーツしたドレープ生地とレース生地を前後に配置し、それぞれに上げ下げできるのが特徴。二重構造のため、スクリーンなしに比べ断熱性能を単板ガラスで約48%、複層ガラスで約37%向上することができる。たたみ込み寸法が小さいため、リビングの掃き出し窓などに適する。参考価格6万5600円(幅180×高180cm、税別)。

「ペルレ ダブル」

「ホームタコス ペルレ ダブル」は電動のインテリアシェード。こちらもドレープ生地とレース生地を前後に配置しており、リモコンやスイッチで簡単に操作ができるため、手の届かない高窓や複数ある窓への設置に適する。参考価格12万8400円(幅180×高180cm、税別)。

「ホームタコス ペルレ ダブル」

「ブレア ペア」は、ハニカム生地とプリーツ生地(レース)を上下に組み合わせ、採光量を調節できるスクリーン。昼間はレースで採光し、夜はドレープで外からの視線を遮りながら、スクリーンなしに比べ最大約61%断熱性を高めることができる。参考価格11万4200円(幅180×高180cm、コード操作、税別)。

「ブレア ペア」

出典:新建ハウジング

YKK AP、樹脂窓から樹脂窓へのリフォーム可能に

YKK AP(東京都千代田区)は、北海道向けの窓リフォーム商品「マドリモ樹脂窓 北海道」について、樹脂窓から樹脂窓へのリフォームを可能にするカバーモールを新たに開発し、4月4日からリニューアル発売する。

既存窓枠はそのままに、上からカバーモールをかぶせて新しい窓に取り替えられるカバー工法商品。
従来は「モール65見付」1種類のラインアップだったためリフォーム対象はアルミ窓だけだったが、今回、アルミ窓よりも窓枠が太い樹脂窓にも対応するカバーモール「モール85見付」を開発したことで、既存窓が樹脂窓であっても新しい樹脂窓(ペアガラス、トリプルガラス)に交換できるようになった。また、見込み(奥行)が大きくモールが届かない既設窓枠に対応する延長部材もオプションで用意している。
同社の1990年代の樹脂窓と比べた場合、最新の樹脂窓に取り替えることで断熱性能を約3倍に向上できるとする(1990年代:一般複層ガラス樹脂窓・熱貫流率2.6→最新:トリプルガラス樹脂窓・熱貫流率0.9)。

「マドリモ 樹脂窓 北海道」断面

対応窓種は引違い窓とプロジェクト窓で、新設窓種はトリプルガラス樹脂窓 プロジェクト窓、複層ガラス樹脂窓 プロジェクト窓・引違い窓。外観4色、内観1色。
税別の参考価格は15万200円(新設窓トリプルガラス樹脂窓 W1650×H1170mm、「たてすべり出し窓+FIX窓連窓」+モール85見付)。販売地域は北海道。

Before 樹脂窓 引違い窓

After トリプルガラス樹脂窓 たてすべり出し窓+FIX窓連窓

出典:新建ハウジング

カネライトフォーム値上げ 4月1日出荷分から

カネカ(東京都港区)は3月23日、押出法ポリスチレンフォーム「カネライトフォーム」の販売価格を4月1日出荷分から現行価格の30%値上げすると発表した。

同社では昨年も価格改定を実施しているが、その後も石化燃料価格の上昇が続き、ウクライナ情勢の悪化に伴い、石油化学製品の基礎原料となるナフサの国際価格も急騰。またこれらの影響を受け、物流をはじめ付随するその他の費用も上昇が続いており、自助努力では吸収しきれず追加値上げを決めた。国際情勢により、ナフサ価格の高騰が続く場合は、さらなる追加値上げも検討するとしている。

出典:新建ハウジング

LIXIL、3つの入浴タイプから選べるバスルーム

LIXIL(東京都江東区)は4月1日、入浴スタイルに合わせて選べるシステムバスルーム「リデア」を発売する。

コンセプトは「私らしさが見つかる、バスルーム。」。主なタイプとしてB・H・Mの3種類のバスルームを設定し、Bタイプは入浴(バスタブ浴)重視、Hタイプはシャワー浴重視、Mタイプは入浴・シャワー浴とも重視したい人向けに開発した。
入浴重視派向けのBタイプは、肩や膝まわりがゆったりとした形状で湯面の広がりを感じる「ミナモ浴槽」と、洗い場から浴槽への移動に安心な「スマートエスコートバー」を標準搭載。シャワー浴重視派向けのHタイプは、立っても座ってもお湯が身体を包み込んで温める「ボディハグシャワー」や、オーバーヘッドシャワーをシンプルに楽しむ「シャワーシステム(OG1)」を搭載する。

このほか、排水口に溜まる髪の毛やゴミを渦の力でまとめる「パッとくるりんポイ排水口」、外して裏まで洗える「まる洗いカウンター」、収納棚「マグネットシェルフ」などのアイテムを用意。オプションでIoTホームリンクサービス「ライフアシスト2」にも対応し、浴室の予備暖房から浴槽掃除、湯はりなどの遠隔操作が可能になる。
1616サイズのメーカー希望小売価格は、Bタイプ129万円、Hタイプ144万4000円、Mタイプ114万4000円(いずれも税別)。

出典:新建ハウジング

TOTO、ウォシュレットの納期遅延「正常化には時間要す」

TOTO(福岡県北九州市)は3月25日、同社のウォシュレット製品全般の納期について、世界的な需要急拡大による部品調達への影響で、「希望に沿った納期対応ができない」状態であるとして、3月25日時点での納期遅延商品と納期目安をホームページに掲載した。納期目安は現在、1ヵ月ほどとなっている。納期の回復時期は、生産拠点の見直しなどを行い、段階的に回復に向かっている商品もあるとしつつも、正常化には時間を要するという。

日々状況が変化する中で、品番や色によっても納期が変動する場合があるとして、打ち合わせの際は、納期の確認をして欲しいと理解を呼び掛けている。

対象商品と納期目安(2022年3月25日時点)は以下の通り。

出典:新建ハウジング

【米国】建材価格が“軒並み急騰中” 材木や石膏など深刻


米労働省労働統計局がこのほど発表した「生産者物価指数(Producer Price Index)」で、アメリカ国内で住宅建設のために使用される資材価格が、1月に3.6%上昇したことが明らかになった。針葉樹材の価格が25.4%、外装・内装塗料の価格が9.0%と、高い上昇率を記録したことが影響したとみられる。

建築資材の生産者価格は過去4カ月間で8.4%増加し、前年同月比では20.3%の上昇を記録した。一昨年同月比では28.7%の増加となる。

針葉樹材の生産者物価指数は、前月の21.3%を上回る、25.4%の上昇。2021年9月に底を打った針葉樹材の生産者価格は再び高騰し、この4カ月で73.9%も上昇している。

シカゴ・マーカンタイル取引所(アメリカ・イリノイ州シカゴ)における材木先物価格は、3月10日現在で1216米ドル(約14.3万円)となっており、アメリカ国内における「ウッドショック」が残した爪痕の深さを示唆している。

建築用塗料の生産者物価指数は、外装・内装共に9.3%増加した。前年比では、外装塗料が30.3%、内装塗料が21.2%もの上昇となった。建材価格の高騰は材木価格上昇の影響も大きいが、建築用塗料の価格上昇も無視できないものとなっている。

石膏製品の生産者物価指数は3.4%増加し、11カ月連続の上昇となった。コロナ禍の影響で住宅価格が上がり始めた2020年の8月以降、石膏の生産者物価指数は一度しか下落しておらず、この1年半を通して上昇を続けている。前年比で23%の上昇は、データが閲覧可能となった2012年以来最高の上昇率となる。

主要な建材の価格が高騰する中で、鉄鋼製品の生産者物価指数は約1年半ぶりに低下したが、それでもこの1年で価格が2倍以上になっている。「ウッドショック」が業界内外で注目を集めているが、あらゆる建材の価格が軒並み高騰しているため、「建材ショック」ともいうべき様相を呈している。

ニチハ、販売休止商品さらに追加 焼付けフッ素樹脂原料不足 

ニチハ(名古屋市)は3月7日、焼付けフッ素樹脂原料の世界的な需給ひっ迫によるフッ素樹脂塗装鋼板の供給量不足の問題で、販売休止商品をさらに追加した。同社では今年2月にも販売休止商品の追加を行ったところ。

追加した商品は、金属製外装材「センターサイディング」で、型番はFB型 コルモロック プレミアムSP(コルモアイボリー色)。現在の在庫がなくなり次第、販売休止となる。これにより、コルモロック プレミアムSPの全色が販売休止となった。

同社では、センターサイディング(フッ素樹脂塗装鋼板商品)の出荷対応一覧表を確認して欲しいとしている。今後の供給状況に応じて商品のラインアップに変更があった場合は改めて発表するとして、理解を呼び掛けている。

東リ、壁装材・床材など15~20%値上げ 5月2日から

東リ(兵庫県伊丹市)は2月1日、壁装材やビニル系床材などの価格を5月2日受注分から現行取引価格の15%~20%値上げすると発表した。巾木や接着剤などの副資材も値上げする。同社では、2021年7月から取引価格の改定、10月には製品の上代価格の改定を行ってきたが、原油価格の高騰に伴う主要原材料価格の上昇が止まらず、再度の値上げに踏み切った。

対象商品は、ビニル床タイル・ビニル床シート、壁装材、カーペット、カーテン、巾木・接着剤等の副資材など多岐にわたる。

出典:新建ハウジング

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