YKK AP(東京都千代田区)は、カバー工法対応の住宅用玄関ドアリフォーム商品において、ドア枠にアルミ樹脂複合構造を採用した「ドアリモ 玄関ドア D50」を8月5日に全国で発売する。
カバー工法の枠としては業界で初めてアルミ樹脂複合構造を採用。扉本体の厚さを70mmにし、無採光デザインは熱貫流率0.95W/(㎡・K)、ダブルLow-Eトリプルガラス(アルゴンガス入)を採用した採光デザインは同1.28W/(㎡・K)を実現した。
無採光デザインは「先進的窓リノベ2024事業」最上位の「SSグレード」、採光デザインは「Sグレード」の対象商品となる。
カバー工法の場合、外気温がマイナス15℃以下になるような寒冷地エリアだと、下枠表面の結露が凍結して扉が開かなくなることがあったが、新商品は下枠に熱遮断構造を採用し、新設枠自体が熱橋となりにくく結露・凍結リスクを低減する。
無採光デザイン6種類、採光デザイン14種類の全20デザイン、9色のバリエーションを揃えた。
税別の参考価格は「F63Nデザイン・親子」83万円(親扉F63N・子扉K60N、ポケットキー、外額縁サイズ80mm厚見込、内額縁サイズ40mm、枠寸法W1235×H2356mm)。
出典:新建ハウジング
コメリ(新潟市)は、賃貸でも設置できるハニカム構造のシェード「つっぱり式ハニカムシェード」を発売した。
壁に穴を開けることなく、市販のつっぱり棒を窓の上部に差し込むだけで容易に取り付けられるハニカムシェード。ハニカム構造の空気層が窓からの熱の出入りを防いで冷暖房効率を高め、適度な光を取り入れながら99.5%の紫外線をカットする。
小窓にも適した幅24・35・58・75×長さ110cmの4サイズ展開で、1280円からと求めやすい価格を実現した。
税込価格は、幅24cmが1280円、幅35cmが1480円、幅58cmが2480円、幅75cmが2780円。
出典:新建ハウジング
これまでは輸入品や、国産でも小規模メーカーの多かった木製サッシの生産に、大手メーカーが乗り出した。YKK APは7月22日から、価格を樹脂窓の2倍程度に抑えたトリプルガラス木製窓「APW 651」を発売する。大手の参入で、日本国内でも木製サッシの普及が一気に進むか、今後の動向が注目される。
トリプルガラス木製サッシ「APW651」
同社の木製窓は、ルミウッド(1988年)、リナーテ(91年)、エピソードウッド(2002年)に続く4製品目。従来製品が抱えていた供給体制、メンテナンス性、性能といった課題を、APW 651では克服。「自信を持って市場投入ができる」製品になったという。
室内側に国産桧の集成材、室外側をアルミで被覆したアルミクラッド構造を採用。耐候性やメンテナンス性に優れる。室内側の木部の塗装は下地に含浸塗装着色を施し、その上に2層のクリアコートを塗布して、雨や紫外線から木部を守る。
ガラスは中空層18㎜のダブルLow-Eトリプルガラス(アルゴンガス入、総厚45㎜)で、熱貫流率は0.99W/㎡K。また、木造の中高層建築物や非木造集合住宅等への使用を見据え、耐風圧S-5等級、水密性W-5等級、遮音性等級3も確保している。
窓種は片引き窓(偏芯・均等)、FIX窓の2つで、最大で幅3000×高さ2540㎜まで対応が可能。税別の参考価格は片引き窓(3000×2540㎜)が155万800円、FIX窓(2000×2540㎜)89万2900円。
出典:新建ハウジング
三協立山 三協アルミ社(富山県高岡市)は、高い自由度とデザイン性が特徴のエクステリア商品「X.style」シリーズに「門袖」を追加して7月1日に発売した。
組み立て完成品で納入し、柱を埋め込むだけの簡単施工。コンクリートブロックの門袖と比べ、構造が軽量なアルミでつくられていることも施工者の負担軽減につながる。
ノイズレスなデザインも特徴。背面に宅配ボックスを取り付けることで、正面からは宅配ボックスが見えず、外観を損なわない。
ナチュラルな木調の目隠しタイプ「1型」、木調横格子の「2型」、大判タイルの「3型」の3種類のデザインをラインアップした。
縦長の「ウォール」と横長の「ローウォール」の2スタイル。サイズはウォールが高1510×幅757・1007mm、ローウォールが高760・1010×幅1507mm。
宅配ボックスのほか、照明、表札、ポストなどを取り付けることができる。
耐風圧強度36m秒相当。
[左]ローウォール 19万円(税別)
3型(大判タイル)、幅1507×高さ760mm
[右]ウォール 22万5000円(税別)
3型(大判タイル)、幅1007×高さ1510mm
※価格には、表札・ポスト・宅配ボックス・インターホンを含まない
出典:新建ハウジング