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LIXIL、「TW 防火戸」にトリプルガラス仕様を追加

LIXIL(東京都品川区)は、防火・準防火地域対応の高性能ハイブリッド窓「TW 防火戸」に、最上位モデルとなる「トリプルガラス仕様」を追加して4月3日に全国で発売する。これにより、防火・準防火地域でもより断熱性の高い窓が選べるようになる。

カラーバリエーションは、新色「ダスクグレー」を加えた外観6色、内観5色の計30パターン。
税別の参考価格は「TW 防火戸 トリプルガラス 縦すべり出し窓(グレモン)」29万7100円(W640×H1170、Low-Eトリプルガラス アルゴンガス入り、外観・内観ともブラック)。

出典:新建ハウジング

長谷川工業、屋根にまっすぐ移動できるはしご発売

長谷川工業(大阪市)は、屋根への乗り移りを安全にする「ラクノリ機能搭載はしご」を発売した。

従来のはしごは、屋根に移動する際、体をはしごの外に持ち出して横から乗り移ることにより、体の重心がはしごの外にずれてバランスを崩し、転落事故の原因になるケースがあった。

左:従来のはしご 右:ラクノリ機能

そこで、最上段のステップを外すことで屋根にまっすぐに乗り移ることができる「ラクノリ機能」をはしごに搭載。スタンダードタイプ、横倒れに強いスタビライザーを標準装備したハチ型タイプ、段差地で脚の長さを調整できるノビ型タイプの3タイプ6機種を揃えた。
税込3万1900円〜。

出典:新建ハウジング

「先進的窓リノベ事業」に熱視線 既存住宅への活用に期待

国土交通省、経済産業省、環境省の3省が連携で行う補助金事業「住宅省エネ2023キャンペーン」に大きな期待が寄せられている。「こどもエコすまい支援事業」「先進的窓リノベ事業」「給湯省エネ事業」の3事業を合わせて推進するもので、中でも既存住宅の部分的リフォームに活用できる「先進的窓リノベ事業」は、エネルギー価格高騰への対応策としても注目されている。

「先進的窓リノベ事業」は、経済産業省の「住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業」、環境省の「断熱窓への改修促進等による家庭部門の省エネ・省CO2加速化支援事業」の総称。熱損失が大きい窓の断熱性能を高めることにより、家庭部門からのCO2排出量を減らし、ZEH・ZEB水準の省エネルギー性能を有するストック住宅を確保することを目的としている。

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予算などに合わせた幅広い提案も可能

補助対象は窓の断熱リフォーム工事で、高い断熱性能を持つ窓への改修を行う場合に、1戸あたりの上限を200万円として費用の半額相当を定額補助する。補助金額は対象製品のグレードやサイズ、(外窓交換は家の建て方)により異なるが、上限に達するまで何度でも申請ができる。顧客の予算などに合わせて幅広い提案ができるのも同事業の特長だ。

補助の条件は、▽窓リノベ事業者と工事請負契約を締結すること▽窓のリフォーム工事をする住宅の所有者などであること▽既存住宅であること▽事務局が一定の性能を満たすことを確認した対象製品であること▽補助額の合計が5万円以上になること。「こどもエコすまい支援事業」など他の国の補助制度も同時に実施されるが、同じ窓やガラスについて重複して補助を受けることはできない。

補助対象者は住宅を所有する個人とその家族、賃借人、集合住宅などの管理組合・管理組合法人、買取再販事業者。補助対象者と工事請負契約を提携した窓リノベ事業者(同キャンペーンの登録事業者)が交付申請の手続きを行い、補助金の交付を受ける。

住宅以外の部分、中古品などは対象外

対象工事はガラス交換、内窓設置、外窓交換(カバー工法・はつり工法)。ただし、▽ドアの一部のガラス交換▽店舗併用住宅などで住宅以外の部分の工事▽リース設備・中古品を用いた工事―は対象外となる。住宅の所有者が別途購入した製品を取り付ける場合も対象にはならない。

対象となる期間は、工事請負契約日の期間は2022年11月8日~2023年12月31日(最終)まで。着工日の期間は事業者登録の申請日以降。申請受付が開始される3月下旬までに事業者登録を済ませておく必要がある。

出典:新建ハウジング

工務店に決めた理由は設計の自由度・価格・親身な対応

ブランディングサービスのUNIIDEO (ユニディオ、東京都目黒区)はこのほど、「世帯年収1000万円以上の工務店選びに関する実態調査」を実施し、その結果を公表した。調査対象は、2021年以降に住宅を購入した世帯年収1000万円以上の108人。このうち工務店に依頼したのは20.4%だった。その理由として、「施工の自由度が高い(72.7%)」「価格を抑えられる(63.6%)」「親身になって対応をしてくれる(54.5%)」など、工務店の施主の希望・要望を汲んだ柔軟な対応が支持されていることが分かった。そのほか、自由回答では「コストパフォーマンスが良く、納得感がある」「知り合いからの評判」といった回答もみられた。

「直近で購入した住宅について、どのようなことを基準にして工務店・ハウスメーカーを選んだか」との問いには、6割近くが「価格(57.4%)、「施工実績(52.8%)」、「ブランド (理念やメッセージ)への共感(51.9%)」と回答。「知名度」(44.4%)よりも高い結果となった。自由回答では、「ネットでの評判・クチコミ」「提案力・柔軟な対応」「誠実さや整合性」といった回答も得られた。

「直近で購入した住宅について満足しているか」との問いには、83.4%が「満足」していると答えた。そのうち約4割が「非常に満足している」と回答した。一方で15.8%の人が「満足していない」と回答。満足していない理由としては、「コストに見合っていないと感じた (52.9%)」、「予算を超えてしまった (47.1%)」などが上位に挙がった。ほかにも 「思っていた間取りが実現しなかった」「予定よりかなり高くなった」といった回答もみられた。

同社では、家づくりは消費者の納得感が満足感へと直結するとして、工務店の強みを発信する際にはコスト面だけではなく、提案力や施工力と併せて説明時の誠実さ・整合性といった細やかな気配りも求められるとしている。

出典:新建ハウジング

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