受け継がれてきた家づくり

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こんにちは! 畑山 蘭です。
先日、先代である祖父が建てたお住まいを訪問させていただき、とても感動するとともに、家づくりにおいて大切な原点を改めて教わったような気がしましたので、ご紹介させていただきます。

今回ご訪問した住宅は、築35~36年ほどが経過した住宅です。
長い年月を経た建物ですから、本来であれば「昔の家」と呼ばれても不思議ではありません。
けれど、その家に足を踏み入れたときに感じたのは、古さではなく心地よさ。

和の趣を感じる住まいでありながら、決して野暮ったくない。
かといって、「昔の家だな」と感じるわけでもありません。
これはなぜだろうか・・・。とても不思議な感覚でした。

そんなことを考えながら建物を見ていると、
細部に大工の技術と誇りが息づいていることに気づきました。

木を活かした納まり。
素材の選び方。
光の取り入れ方。

一つひとつに丁寧な仕事が感じられ、「大工魂」という言葉が自然と浮かんできます。


家づくりにはさまざまな表現があります。
和モダンも、ホテルライクも、ジャパンディも、その時代ごとの美しさがあります。
私自身、そうした住まいのトレンドやデザインに触れることが好きですし、
お客様と一緒に理想のテイストを形にしていく時間も大好きです!

けれどどんなテイストであっても、良い素材や確かな技術によってつくられた住まいは、タイムレス。
年月を重ねても魅力を失わないのだと改めて考えさせられました。


私たちが今も無垢材や塗壁など、経年変化を楽しめる素材をご提案し、
大工の手仕事や技術を大切にしているのはなぜなのだろう・・・

おそらく私たちが大切にしているのは、完成した瞬間の美しさだけではなく、
時間をも味方につける家づくり。

年月とともに味わいを増す素材。
長い時間が経っても価値を失わない技術。
そして住む人の暮らしとともに深みを増していく住まい。

家づくりにおいて大切なのは、完成した瞬間の美しさだけではありません。
10年後、20年後、そして30年後。

住む人とともに歳を重ねながら味わいを深め、「この家でよかった」と思い続けてもらえること。

今回のお住まいを訪問して、私たちが大切にしたい家づくりの原点を、
改めて教えていただいたような気がしました。
撮影のご快諾、ご協力、誠にありがとうございました。