コロナ禍で注目集めるコンクリート塀

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コンクリートライセンス機構(池永征司社長、東京都港区)が提案するプレキャストコンクリート(PC)による塀「塀の根っこ」が急速に注目を集めている。

同社はコンクリート製品を開発してライセンスする事業を展開する企業。「塀の根っこ」は大阪北部地震でのブロック塀の倒壊を受けて商品化したもので、工場生産により施工不良などによる不安を解消する。地震に対して強いだけでなく、台風などの風水害に対しても効果を発揮する。

宅地造成やホテルなどで実績があり、特に工場や商業施設などからの引き合いが多い。地震時の事業継続性や近隣への被害などを考慮する事業者の興味が高いという。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて外出自粛が続くなか、この「塀の根っこ」に対するエンドユーザーの興味が急速に高まっている。外出自粛要請の広がりにあわせ同社のwebへのアクセスが急増、「新型コロナ問題以前の3~4倍のアクセス。問い合わせも急増し、その7割がエンドユーザーから」という状況だ。

住宅外構デザインのトレンドは、一時期のオープン外構からセミクローズド外構へと移っているが、完全に家を覆うクローズド外構の人気はそれほど高くはない。

コンクリート塀は家をコンクリートの塀で取り囲むクローズド外構に適した商品であるが、ステイホームにより家にいる時間が増えるなか、池永社長は「庭で子どもと遊ぶ機会が増え、家族の暮らしを外部からシャットアウトするクローズド外構への興味が高まっている」と手応えを感じている。 同社にはハウスメーカーなど住宅事業者からの問い合わせも増え、特に高さ2mほどの高い塀に注目が集まっているという。